“水主町”の読み方と例文
読み方割合
かこまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三弥も連れず紋右衛門も連れず、一人で立ち出(い)でた尾張宗春、水主町(かこまち)まで歩いて来た。名月ではあるが深夜のこと、それに辻斬りの噂が立ち、ここらあたりは人も通らぬ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もっとも独りぼっちで水主町(かこまち)の醤油屋さんの離れを借りておいでなさるんだから、いつどこなえてお出でなさろうとそれは暢気なものですが、お前にはもうなにも教えることがないから俺は別れる。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
二度目にこの男と逢(あ)いましたのは、それから三日後のことでありまして、名古屋お城下は水主町(かこまち)、尾張様御用の船大工の棟梁(とうりょう)、持田(もちだ)という苗字(みょうじ)を許されている八郎右衛門というお方の台所口で。
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)