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奏
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ひ
ふりがな文庫
“
奏
(
ひ
)” の例文
「ピアノをすこし
奏
(
ひ
)
かせていただきたいんです。自分の家は目白で全焼しましたので、帰ってもなにもありません。ほんの五分だけ」
だいこん
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
七歳のとき、ワイセンフェルス公爵の御前でオルガンを
奏
(
ひ
)
き、公の
御感
(
ぎょかん
)
に入って、公爵自身ヘンデルの父に、息子の音楽修業を承諾させたという話もある。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
丁度その時、兄のセザレウ※ッチの
奏
(
ひ
)
き初めた曲は、ショパンの
前奏曲
(
プレリュウド
)
だつた。聴衆は、水を打つたやうな
静寂
(
しゞま
)
の裡に、全身の注意を二つの耳に蒐めてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
丁度その時、兄のセザレヴィッチの
奏
(
ひ
)
き初めた曲は、ショパンの
前奏曲
(
プレリュウド
)
だった。聴衆は、水を打ったような
静寂
(
しじま
)
の
裡
(
うち
)
に、全身の注意を二つの耳に
蒐
(
あつ
)
めていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
彼の演奏はしばしば伝統を離れて、自由な飛躍を
遂
(
と
)
げ、美しい即興曲を
奏
(
ひ
)
いて長老達を驚かしたりした。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
▼ もっと見る
階下のサロン・バアで、楽士がピアノでドビュッシイの『金魚』を
奏
(
ひ
)
いている。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「ぢや、
妾
(
わたくし
)
の宅へ時々、
奏
(
ひ
)
きにいらつしやいませ。誰も気の置ける人はゐませんから。」
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「簡単なバラッドや、マーチ位は
奏
(
ひ
)
けます。はゝゝゝゝ。」
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「ピアノお
奏
(
ひ
)
きになって?」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
奏
常用漢字
小6
部首:⼤
9画
“奏”を含む語句
節奏
合奏
伴奏
吹奏
協奏曲
前奏曲
覆奏
四重奏曲
四重奏
復奏
奏鳴曲
伝奏
弾奏
演奏
覆奏詞
変奏
変奏曲
奏者
悲愴奏鳴曲
演奏会
...