“合奏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわ28.6%
がっそう28.6%
がつそう14.3%
がつさう7.1%
をあはせ7.1%
オオケストラ7.1%
オーケストラ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
琵琶と琴の合奏あわせはむずかしい。——が、御諚なればと、二人は懸命に、そのとき“熊野ゆや”のふしかなでて歌った。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
演壇では、筒袖つつそでの少年が薩摩さつま琵琶びわいて居た。凜々りりしくて好い。次ぎは呂昇の弟子の朝顔日記浜松小屋。まだ根から子供だ。其れから三曲さんきょく合奏がっそう熊野ゆや
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
我々われ/\到底たうてい合奏がつそう出來できません、わたくし貴方あなた信仰しんかうせしむるわけにはきませんから。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
くるほしきせいきよく……ゆめ合奏がつさう……
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
合奏をあはせうま音色ねいろきとれし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ただその一つさえ祭の太鼓はにぎわうべき処に、繁昌はんじょう合奏オオケストラるのであるから、鉦は鳴す、笛は吹く、続いて踊らずにはいられない。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
胡弓こきゅう長笛ちょうてき蛮鼓ばんこ木琴もっきんかねなどの合奏オーケストラにあわせて真っ赤な扮装ふんそうをした童女三人が炎の乱舞を踊りぬいてしばらくお客のご機嫌をつないでいる。——それが引っ込む。曲が変る。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)