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合奏
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あわ
ふりがな文庫
“
合奏
(
あわ
)” の例文
琵琶と琴の
合奏
(
あわ
)
せはむずかしい。——が、御諚なればと、二人は懸命に、そのとき“
熊野
(
ゆや
)
”の
一
(
ひ
)
ト
節
(
ふし
)
を
弾
(
かな
)
でて歌った。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が今、武蔵の耳をいたく刺戟したのは、その風の間に流れて来た——
笙
(
しょう
)
と
篳篥
(
ひちりき
)
と笛とを
合奏
(
あわ
)
せた古楽の調べであった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二人は、笛と胡弓を
合奏
(
あわ
)
せて、ひとしきり他愛もなく
陶酔
(
とうすい
)
していた。婆惜が愉しそうであれば宋江の心も愉しむ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みかどから「俊基、琵琶せよ」との
御諚
(
ごじょう
)
に、他の人々も「それなん聞きもの。そのうえ小右京ノ君に、琴を
合奏
(
あわ
)
させなば、なお、おもしろからんに」と、言い
囃
(
はや
)
した。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「左様でございます。佐渡平さんが来ると、いつも夜遅くまで笛の音がして、時には、笛と三味線を
合奏
(
あわ
)
せて、
睦
(
むつ
)
まじくお酒でも飲んでいるかと思われることも度々ございました」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
しかも父娘はこうして夜な夜な
渭州
(
いしゅう
)
の紅燈街に、
儚
(
はかな
)
い四ツ竹と
胡弓
(
こきゅう
)
を
合奏
(
あわ
)
せて、露命もほそぼそ
凌
(
しの
)
いでいるありさまなのに、
塒
(
ねぐら
)
に帰れば、
稼
(
かせ
)
ぎの七分は、まず鬼の手に
搾取
(
さくしゅ
)
されてしまう始末。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
抱いて
合奏
(
あわ
)
せてみようよ。さ。……顔を直せ。気を取り直せ
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“合奏”の解説
合奏(がっそう)とは、複数人が同時に演奏を行うことで、アンサンブルの中の一形態。また、合唱の対語でもある。
(出典:Wikipedia)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
奏
常用漢字
小6
部首:⼤
9画
“合奏”で始まる語句
合奏曲