“四重奏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クワルテット33.3%
しじゅうそう33.3%
カルテット33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、先主が歿みまかられてから間もなくのことで、去年の五月の初めでしたが、その夜は、ハイドンのト短調四重奏クワルテット曲の練習を、礼拝堂でやることになりました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ヴィオロンセロを主とする四重奏しじゅうそうで、美しいメロディーがとび出して来た。聴いていると、何だか眠くなるようであった。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
合奏として見た連句で、三人ないし四五人までの共同制作になるものに比較さるべきものとしては各種のいわゆる「室内楽」がある。すなわち三重奏トリオ四重奏カルテット五重奏クインテットと称するのがそれである。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)