“参向”のいろいろな読み方と例文
旧字:參向
読み方割合
さんこう80.0%
まいむか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤松円心父子おやこ四人が、せい五百騎で、奉迎のお供にと、福厳寺へ参向さんこうしてきた。折しものことである。龍顔わけてうるわしく
「何はいても……」と急遽、参向さんこうしたのであろう。千早の籠城半年余の囲みが解け、死中に活をえたのも、つい二十日前のことでしかない。
その時、其津の水沼於而ミヌマイデ(?)テ、御身沐浴ソヽしき。かれ、国造の神吉事カムヨゴトまおして朝廷みかど参向まいむかふ時、其水沼出而イデヽ用ゐ初むるなり。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)