“れんま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
練磨76.9%
錬磨23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝等天鼓のうたうを聴け、元来は名もなき鳥の雛なれども幼少より練磨れんまの功むなしからずしてその声の美なること全く野生の鶯と異れり、人あるいは云わん
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一心不乱に写生の技を練磨れんまし、習得し、練磨するに従ってその人の精神も向上してゆくということ。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
いっぽうは太刀たちの名人、いっぽうは錬磨れんまやり、いずれおとらぬさきに秘術のみょうをすまして突きあわせたまま、松風わたる白砂の上に立ちすくみとなっているのは、白衣びゃくえ木隠龍太郎こがくれりゅうたろう朱柄あかえの持ち主
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)