“てびき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手引62.5%
手曳25.0%
手挽6.3%
相者6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らば、然らば、を双方で言つてしまつたから、論は無い、後は斫合きりあひだ。揉合もみあひ押合つた末は、玄明の手引てびきがあるので将門の方が利を得た。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
で、地獄の手曳てびきめ、急に衣紋繕えもんづくろいをして下りる。しばらくして上って来た年紀としわかい十六七が、……こりゃどうした、よく言う口だが芥溜はきだめに水仙です、鶴です。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
山の中では、手挽てびきの製材小舎を建てて、そこで小角物や板材に挽いてダラットへ軍のトラックで送り出した。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
我はめしひが路をあやまりまたは己をそこなふか殺しもすべき物にうちあたるなからんためその相者てびきに從ふごとく 一〇—一二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)