“いたゞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
56.0%
41.3%
1.3%
頂戴1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爐端ろばたもちいたゞくあとへ、そろへ、あたまをならべて、幾百いくひやくれつをなしたのが、一息ひといきに、やまひとはこんだのであるとふ。洒落しやれれたもので。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
酉陽雑俎いうやうざつそに、狐髑髏どくろいたゞ北斗ほくとはいし尾をうちて火を出すといへり。かの国はともあれ我がまさしく見しはしからず、そはしもにいふべし。
醫者いしやちひさな手鞄てかばんを一つつてふる帽子ばうしをちよつぽりいたゞいてた。手鞄てかばん勘次かんじ大事相だいじさうつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
胸の広さの頼母しきを解せぬといふにはあらざれど、のつそりもまた一気性、他の巾着で我が口濡らすやうな事は好まず、親方まことに有り難うはござりまするが、御親切は頂戴いたゞいたも同然
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)