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おはなし
ふりがな文庫
“
御話
(
おはなし
)” の例文
どうも、
宗
(
そう
)
さんも
餘
(
あん
)
まり
近頃
(
ちかごろ
)
は
御出
(
おいで
)
でないし、
私
(
わたし
)
も
御無沙汰
(
ごぶさた
)
許
(
ばかり
)
してゐるのでね、つい
御前
(
おまへ
)
の
事
(
こと
)
は
御話
(
おはなし
)
をする
譯
(
わけ
)
にも
行
(
い
)
かなかつたんだよ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
さてお話し致しますのは、自分が
魚釣
(
うおつり
)
を
楽
(
たのし
)
んでおりました頃、
或
(
ある
)
先輩から
承
(
うけたまわ
)
りました
御話
(
おはなし
)
です。徳川期もまだひどく末にならない時分の事でございます。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
旧幕政府
(
きゅうばくせいふ
)
の内情を
詳記
(
しょうき
)
したるは、いずれ先生の
御話
(
おはなし
)
に
拠
(
よ
)
りたるものなるべし、先生には
能
(
よ
)
くもかかる
機密
(
きみつ
)
を
御承知
(
ごしょうち
)
にて今日までも
記憶
(
きおく
)
せられたりといえば、先生
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
今
(
いま
)
濱田
(
ハマダ
)
宮本
(
ミヤモト
)
兩先生
(
りようせんせい
)
の
御話
(
おはなし
)
に
就
(
つい
)
て、
私
(
わたくし
)
が
已徃
(
きおう
)
に
於
(
おい
)
て
感
(
かん
)
じましたる
事
(
こと
)
を
一寸
(
ちよつと
)
貴方所
(
あなたがた
)
に
申
(
まう
)
し
上
(
あ
)
げましたのです。
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
ナニ
参拝人
(
さんぱいにん
)
の
話
(
はなし
)
をいたせと
仰
(
お
)
っしゃるか……
宜
(
よろ
)
しうございます。
私
(
わたくし
)
もそのつもりで
居
(
お
)
りました。これからポツポツ
想
(
おも
)
い
出
(
だ
)
してその
御話
(
おはなし
)
をして
見
(
み
)
ることに
致
(
いた
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
それを
少
(
すこ
)
し
御話
(
おはなし
)
して
大方
(
たいはう
)
の
教
(
をしへ
)
を
乞
(
こ
)
はんと
欲
(
ほつ
)
するので
御在
(
ござい
)
ます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
承
(
うけた
)
まはりし
上
(
うへ
)
又々
(
また/\
)
御話
(
おはなし
)
申べくとて庄三郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
実
(
じつ
)
は
今日
(
けふ
)
は其用で
御父
(
おとう
)
さんに
逢
(
あ
)
ひに
来
(
き
)
たんですが、
今
(
いま
)
御客
(
おきやく
)
の様だから、
序
(
ついで
)
と云つては失礼だが、
貴方
(
あなた
)
にも
御話
(
おはなし
)
をして置きます
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お
爺
(
じい
)
さんの
御話
(
おはなし
)
から
考
(
かんが
)
えて
見
(
み
)
ましても、
竜宮
(
りゅうぐう
)
はドウやら
一
(
ひとつ
)
の
蜃気楼
(
しんきろう
)
、
乙姫様
(
おとひめさま
)
の
思召
(
おぼしめし
)
でかりそめに
造
(
つく
)
り
上
(
あげ
)
げられる
一
(
ひとつ
)
の
理想
(
りそう
)
の
世界
(
せかい
)
らしく
思
(
おも
)
われますのに、
実地
(
じっち
)
に
当
(
あた
)
って
見
(
み
)
ますと
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
歸
(
かへ
)
しけり
夫
(
それ
)
より長兵衞は
大傳馬町
(
おほでんまちやう
)
家主
(
いへぬし
)
平右衞門方
(
へいゑもんかた
)
へ
行
(
ゆき
)
先達
(
さきだつ
)
て
御話
(
おはなし
)
の
聟殿
(
むこどの
)
白子屋庄三郎方にて
貰
(
もら
)
ひ
度
(
たき
)
由
(
よし
)
故
(
ゆゑ
)
御世話下
(
おんせわくだ
)
さるべし白子屋事は
材木町
(
ざいもくちやう
)
にて千三百
兩
(
りやう
)
の
地面
(
ぢめん
)
も
持居
(
もちをり
)
御屋敷方
(
おやしきがた
)
の出入
澤山
(
たくさん
)
有
(
あり
)
て
株敷
(
かぶしき
)
は三千兩
程
(
ほど
)
なり然れば五百
兩
(
りやう
)
位
(
ぐらゐ
)
は
持參
(
ぢさん
)
ありても
宜
(
よろ
)
しかるべし
殊更
(
ことさら
)
娘お熊は當年廿二歳にて
容貌
(
きりやう
)
もよく
承
(
うけたま
)
はれば
聟殿
(
むこどの
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
兄
(
にい
)
さん、
少
(
すこ
)
し
御話
(
おはなし
)
があつて
來
(
き
)
たんですが」と
開
(
ひら
)
き
直
(
なほ
)
られたので、
宗助
(
そうすけ
)
は
少
(
すこ
)
し
驚
(
おど
)
ろいた
氣味
(
きみ
)
で、
暑苦
(
あつくる
)
しい
洋服
(
やうふく
)
さへ
脱
(
ぬ
)
ぎ
更
(
か
)
へずに、
小六
(
ころく
)
の
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ぢや、
若
(
も
)
し
話
(
はな
)
す方が都合が
好
(
よ
)
ささうだつたら
話
(
はな
)
しませう。もし又
悪
(
わ
)
るい様だつたら、何にも云はずに置くから、
貴方
(
あなた
)
が
始
(
はじめ
)
から
御話
(
おはなし
)
なさい。
夫
(
それ
)
が
宜
(
い
)
いでせう」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
宗
(
そう
)
さん、
何
(
なん
)
ですか、
彼事
(
あのこと
)
はまだ
御話
(
おはなし
)
をしなかつたんでしたかね」と
聞
(
き
)
いた。
宗助
(
そうすけ
)
がいゝえと
答
(
こた
)
へると
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今
(
いま
)
貴方
(
あなた
)
の
御父様
(
おとうさま
)
の
御話
(
おはなし
)
を
伺
(
うかゞ
)
つて見ると、
斯
(
か
)
うなるのは始めから
解
(
わか
)
つてるぢやありませんか。
貴方
(
あなた
)
だつて、其位な事は
疾
(
と
)
うから気が
付
(
つ
)
いて
入
(
いら
)
つしやる筈だと思ひますわ
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今日はどんな模様だなと、例の築山の
芝生
(
しばふ
)
の上に
顎
(
あご
)
を押しつけて前面を見渡すと十五畳の客間を
弥生
(
やよい
)
の春に明け放って、中には金田夫婦と一人の来客との
御話
(
おはなし
)
最中
(
さいちゅう
)
である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“御話”で始まる語句
御話下
御話示