“持居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もちをり50.0%
もちを50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平右衞門へいゑもんきゝそれ相應さうおう相談さうだんなり當人といふは我等われら同町どうちやう地主ぢぬし彌太郎方やたらうかたに勤居らるゝ又七と申者なり隨分ずゐぶん辛抱人しんばうにんにて主人しゆじん彌太郎やたらう事は最早もはや六十にもなれど一人も子なく金ばかり澤山ありて地面ぢめんは十三ヶ所も持居もちをり此人親分おやぶんとなるつもりなれば何事も氣遣きづかひなし先方せんぱう能々よく/\はなせし上明日御返事ごへんじいたすべしとて長兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かへしけりそれより長兵衞は大傳馬町おほでんまちやう家主いへぬし平右衞門方へいゑもんかたゆき先達さきだつ御話おはなし聟殿むこどの白子屋庄三郎方にてもらたきよしゆゑ御世話下おんせわくださるべし白子屋事は材木町ざいもくちやうにて千三百りやう地面ぢめん持居もちをり御屋敷方おやしきがたの出入澤山たくさんあり株敷かぶしきは三千兩ほどなり然れば五百りやうぐらゐ持參ぢさんありてもよろしかるべし殊更ことさら娘お熊は當年廿二歳にて容貌きりやうもよくうけたまはれば聟殿むこどの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持居もちをり候又小網こあみ町三丁目河内屋と申古着ふるぎ屋のうらに九郎兵衞と申藥種やくしゆ屋の若い者にて以前いぜんより出入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)