“同町”の読み方と例文
読み方割合
どうちやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夷子棚えびすだな上置あげおき其夜そのよは長兵衞方へれいゆきたりしが此加賀屋長兵衞このかがやちやうべゑいふもと同町どうちやうの加賀屋彌兵衞方やへゑかたへ十さいの時奉公ほうこうに來りて十年の年季ねんきつとなほ禮奉公れいぼうこう十五年をつとあげ都合つがふ廿五ねんあひだ見世みせの事に心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平右衞門へいゑもんきゝそれ相應さうおう相談さうだんなり當人といふは我等われら同町どうちやう地主ぢぬし彌太郎方やたらうかたに勤居らるゝ又七と申者なり隨分ずゐぶん辛抱人しんばうにんにて主人しゆじん彌太郎やたらう事は最早もはや六十にもなれど一人も子なく金ばかり澤山ありて地面ぢめんは十三ヶ所も持居もちをり此人親分おやぶんとなるつもりなれば何事も氣遣きづかひなし先方せんぱう能々よく/\はなせし上明日御返事ごへんじいたすべしとて長兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)