“上置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うはおき40.0%
あげおき20.0%
うはお20.0%
うわおき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぢうだ、とおつしやるか? いや、はなしらない。人參にんじんも、干瓢かんぺうも、もさ/\して咽喉のどへつかへていところへ、上置うはおきあぢの、ぷんと生臭なまぐさくしがらむ工合ぐあひは、なんともへない。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
夷子棚えびすだな上置あげおき其夜そのよは長兵衞方へれいゆきたりしが此加賀屋長兵衞このかがやちやうべゑいふもと同町どうちやうの加賀屋彌兵衞方やへゑかたへ十さいの時奉公ほうこうに來りて十年の年季ねんきつとなほ禮奉公れいぼうこう十五年をつとあげ都合つがふ廿五ねんあひだ見世みせの事に心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
中村吉右衛門とが上置うはおきとして加入し、漸次、明治大正の演劇史に重要なページを占めるにいたつた、いふところの“市村座時代”をつくりだしたあと/\まで
七代目坂東三津五郎 (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)
このいろんな仕切りのついた上置うわおきをそっくり取りのけると、その下には半切の用紙がぎっしり詰まっており、手箱の横腹には金子かねを入れておく、小さな秘密の抽匣ひきだしがついている。