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あげおき
転輪王此玉を
得て
試に高き
幢の
頭に
挙著けるに、
人民等玉の光りともしらず夜の
明たりとおもひ、おの/\
家業をはじめけりと
記せり。
転輪王此玉を
得て
試に高き
幢の
頭に
挙著けるに、
人民等玉の光りともしらず夜の
明たりとおもひ、おの/\
家業をはじめけりと
記せり。
述我が家へ立歸りしに
其夜の中に
夷子棚へ
上置し二百兩の
金見えざればお
常忠八も
狼狽たる
體にて主人へ
斯と申けるにぞ
庄三郎は大いに
驚き
周章其分には
捨置難しと
直樣加賀屋長兵衞方へ
行右の
譯を