“其分”の読み方と例文
読み方割合
そのぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これしからん、無礼至極ぶれいしごくやつだ、なん心得こゝろえる、これほどの名作めいさくの詩を、詩になつてらんとは案外あんぐわいうも失敬しつけいな事をまうやつだ、其分そのぶんには捨置すておかん、入牢じゆらう申附まうしつける。
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
のべ我が家へ立歸りしに其夜そのよの中に夷子棚えびすだな上置あげおきし二百兩のかねえざればおつねちう八も狼狽うろたへたるていにて主人へかくと申けるにぞしやう三郎は大いにおどろ周章あわて其分そのぶんには捨置難すておきがたしと直樣すぐさま加賀屋長兵衞方へゆきみぎわけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)