“檜物”の読み方と例文
読み方割合
ひもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の親仁おやじは日本橋檜物ひもの町に開業してるから、手紙を書いてろうといって、親仁名当なあての一封を呉れたから私は喜んでこれ請取うけと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
投石の怪事にして、原因を発見せし例は前に掲げしほかに多々あるが、そのうちの一例は先年、群馬県高崎市檜物ひもの町に起こった出来事である。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
早くも逃げだす人たちだろう、老人や子供をせきたてたり、家財を荷車に積んだりして、つじ町から檜物ひもの町のほうへ、群衆が列をなして動いていた。
初夜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)