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『初夜』
ふりがな文庫
『
初夜
(
しょや
)
』
明和九年(十一月改元「安永」となる)二月中旬の或る日、——殿町にある脇屋代二郎の屋敷へ、除村久良馬が訪ねて来た。 脇屋の家は七百石の老臣格で、代二郎は寄合肝煎を勤めている。除村は上士の下の番頭で、久良馬は「練志館」の師範を兼ねていた。彼は代 …
著者
山本周五郎
初出
「週刊朝日春季増刊号」朝日新聞社、1954(昭和29)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
寂
(
しず
)
止
(
とど
)
喰
(
た
)
嚇
(
かっ
)
膝行
(
しっこう
)
間
(
けん
)
厳
(
おごそ
)
名残
(
なご
)
妓
(
おんな
)
定
(
きま
)
家中
(
かちゅう
)
差遣
(
さしつかわ
)
番頭
(
ばんがしら
)
篤
(
あつ
)
紊乱
(
ぶんらん
)
緊
(
しま
)
訊
(
たず
)
遣
(
つか
)
長
(
た
)
黄昏
(
たそが
)
一期
(
いちご
)
三方
(
さんぼう
)
上士
(
じょうし
)
些
(
いささ
)
仕
(
つかまつ
)
伴
(
つ
)
僧形
(
そうぎょう
)
凛
(
りん
)
処
(
ところ
)
刃傷
(
にんじょう
)
別墅
(
べっしょ
)
剃
(
そ
)
劬
(
いたわ
)
動顛
(
どうてん
)
双眸
(
そうぼう
)
叛逆
(
はんぎゃく
)
叱咤
(
しった
)
吃
(
ども
)
吃驚
(
びっくり
)
名聞
(
みょうもん
)
呟
(
つぶや
)
嗚咽
(
おえつ
)
囁
(
ささや
)
国許
(
くにもと
)
塞
(
ふさ
)
売女
(
ばいた
)
大喝
(
だいかつ
)
大股
(
おおまた
)
奸悪
(
かんあく
)
妄動
(
もうどう
)
娶
(
めと
)
家扶
(
かふ
)
小姓
(
こしょう
)
小者
(
こもの
)
尖
(
とが
)
山脈
(
やまなみ
)
巽
(
たつみ
)
帳
(
とばり
)
庫裡
(
くり
)
康貞
(
やすさだ
)
徒士
(
かち
)
思召
(
おぼしめ
)
怯
(
おび
)
悠久
(
ゆうきゅう
)
態
(
てい
)
慥
(
たし
)
憚
(
はばか
)
手桶
(
ておけ
)
拳
(
こぶし
)
捧
(
ささ
)
明和
(
めいわ
)
晒
(
さら
)
松明
(
たいまつ
)
柳生
(
やぎゅう
)
桃世
(
ももよ
)
檜物
(
ひもの
)
此処
(
ここ
)
歪
(
ゆが
)
殖
(
ふ
)
水盃
(
みずさかずき
)
沃土
(
よくど
)
法度
(
はっと
)
浅傷
(
あさで
)
湯汲
(
ゆく
)
激昂
(
げっこう
)
濫発
(
らんぱつ
)
煽
(
あお
)
狼火
(
のろし
)
生娘
(
きむすめ
)
痩
(
や
)
癇癖
(
かんぺき
)
癪
(
しゃく
)
睨
(
にら
)
矢来
(
やらい
)
竿
(
さお
)
納戸
(
なんど
)
紐
(
ひも
)
紺青
(
こんじょう
)
縹緻
(
きりょう
)
美味
(
うま
)