“うけとら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
請取50.0%
受取50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこ/\に暇乞いとまごひして我家に立歸りしに女房お梅は出迎いでむかへ御持參の金子きんすとゞこほりなく文右衞門殿どの請取うけとられしや如何いかにと云ふに長八かうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
文右衞門のたく持參ぢさんなしむかしの恩報おんはうじなりと差出さしいだせしところ物堅ものがたき文右衞門なれば何と云ても請取うけとられず私しも仕方なき故かんがへ居たる中文右衞門は留守るすになりたるをさいはひ何も云ずに右廿五兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
請取うけとらざるよし持參金のたかは何程なるや申し立べしと有に八五郎は何事なるやと思ひしにかゝる尋ねなれば意外に喜び娘が持參金は百兩に御座候と申立ければ大岡殿五兵衞をられ其方はよめひで
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何にも受取うけとられぬことて見れば兎にも角にも其金の出所があやしいと云つゝ充分じうぶん心の中にゑみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きゝ不審いぶかしとは思へ共にもかくにもあらそふも詮方せんかたなし勿論もちろん昨日きのふ駕籠賃かごちんはまだ受取うけとらず今日一所にもらふ筈なりしが早立しとなれば是非ぜひもなし過分くわぶんなれど此小袖は昨日の駕籠賃のかたに預りおくべしと善六は駕籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)