“うけとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
受取48.0%
請取44.0%
落掌4.0%
領収4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはそのお預け人受取うけとりの四藩の人数なのだ。細川藩だけでも、七百名に近い人員を繰出くりだして、万一の変に備えたのである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
約束がきまって、男は三両の金を渡したので、孫十郎はかり請取うけとりをかいて渡した。帰るときに、男は念を押して云った。
半七捕物帳:42 仮面 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「アノ今日出懸けに母親さんのとこから郵便が着たッけが、お落掌うけとりか」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
どのみち、玉は出ぬとわかっているものを、さかしらだてて、領収うけとりの、ためし射ちのと騒ぎまわるじじいの気が知れない。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)