“領収”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうしゅう50.0%
うけとり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カロンの臼砲の領収りょうしゅう発射は、六月二十一日、勝手ヶ原の射場で行われた。御鉄砲方、大筒役、火薬奉行の組下、与力、同心、属役は、日の出前に射場に集合した。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あいなるべくは、試射などといううるさい手続きはぬきにして、このまま徳川家の武器庫におさまることをカロンは希望していたが、幕府の大筒方は底意地悪く、領収りょうしゅう発射の公開を要求してやまない。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
どのみち、玉は出ぬとわかっているものを、さかしらだてて、領収うけとりの、ためし射ちのと騒ぎまわるじじいの気が知れない。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)