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受取
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うけとり
ふりがな文庫
“
受取
(
うけとり
)” の例文
受取
(
うけとり
)
再三
(
よく/\
)
見終り如何にも斯樣に委しき證據あれば
概略
(
あらまし
)
は知たりと云つゝ又熟々思案するに斯る事に
繋
(
かゝ
)
り居ては面倒なり山内めを
呼出
(
よびいだ
)
し渠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これはそのお預け人
受取
(
うけとり
)
の四藩の人数なのだ。細川藩だけでも、七百名に近い人員を
繰出
(
くりだ
)
して、万一の変に備えたのである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文「
士気質
(
さむらいかたぎ
)
ではうっかりお
受取
(
うけとり
)
なさいますまいから、
明日
(
みょうにち
)
私が持って往って上げましょう、気を付けてお帰んなさいよ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その帳面のしまいには、右本日
受取
(
うけとり
)
右月賦金は
皆済相成候事
(
かいざいあいなりそうろうこと
)
と島田の手蹟で書いて黒い判がべたりと
捺
(
お
)
してあった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
此辺の田舎でも、
些
(
ちっ
)
とまとまった買物を頼めば、売主は頼まれた人に、
受取
(
うけとり
)
は
幾何金
(
いくら
)
と書きましょうか、ときく。コムミッションの
天引
(
てんびき
)
は
殆
(
ほとんど
)
不文律になって居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
先生は文字を読む
許
(
ばか
)
りでその意味は
受取
(
うけとり
)
の悪い書生だから、
之
(
これ
)
を相手に会読の勝敗なら
訳
(
わ
)
けはない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
知
(
し
)
らぬことゝて
取乱
(
とりみだ
)
せし
姿
(
すがた
)
見
(
み
)
られしか、
見
(
み
)
られしに
相違
(
さうゐ
)
なしと、
面
(
かほ
)
俄
(
にわか
)
にあつくなりて、
夢現
(
ゆめうつゝ
)
うつむけば、
細
(
ほそ
)
く
清
(
きよ
)
しき
男
(
をとこ
)
の
聲
(
こゑ
)
に、これは
其方
(
そなた
)
さまのにや
返上
(
へんじやう
)
せんお
受取
(
うけとり
)
なされよと
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
宝物をも我々一同をもお
受取
(
うけとり
)
なされて、
疾
(
と
)
うから8805
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
見て是は/\
御世話
(
おせわ
)
と
云
(
い
)
ひながら
財布
(
さいふ
)
の
中
(
うち
)
よりぞろ/\と一分金にて十三兩二分取出し
殘
(
のこ
)
らず勘定して質物を
受取
(
うけとり
)
我が家をさしてぞ歸りける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夫迄
(
それまで
)
は
月
(
つき
)
に
一度
(
いちど
)
此方
(
こちら
)
から
清
(
きよ
)
に
家賃
(
やちん
)
を
持
(
も
)
たして
遣
(
や
)
ると、
向
(
むかふ
)
から
其
(
その
)
受取
(
うけとり
)
を
寄
(
よ
)
こす
丈
(
だけ
)
の
交渉
(
かうせふ
)
に
過
(
す
)
ぎなかつたのだから、
崖
(
がけ
)
の
上
(
うへ
)
に
西洋人
(
せいやうじん
)
が
住
(
す
)
んでゐると
同樣
(
どうやう
)
で、
隣人
(
りんじん
)
としての
親
(
したし
)
みは
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
どんな
大至急
(
だいしきふ
)
要用
(
えうよう
)
でも
封
(
ふう
)
といふを
切
(
き
)
つた
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
く、
妻
(
つま
)
とは
言
(
い
)
へ
木偶
(
でくのばう
)
がお
留守居
(
るすゐ
)
して
居
(
ゐ
)
るやうに
受取
(
うけとり
)
一通
(
いつゝう
)
で
追拂
(
おひはら
)
つて、それは
冷淡
(
れいたん
)
に
投
(
な
)
げて
置
(
お
)
いたものなれば、
旦那
(
だんな
)
さまの
御立腹
(
ごりつぷく
)
は
言
(
い
)
はでもの
事
(
こと
)
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と云いながら新五郎の
受取
(
うけとり
)
に来る処を飛上って
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
撰び結納持參なす可き所ろ思ひ
立
(
たつ
)
日
(
ひ
)
が
吉日
(
きちにち
)
と主人も申し候へば
差附
(
さしつけ
)
がましく候へど今日
品々
(
しな/″\
)
持參したれば何卒お
受取
(
うけとり
)
下されと水引掛し
目録書
(
もくろくがき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
金
(
かね
)
受取
(
うけとり
)
たりや」と電報の様なものを
白紙
(
しらかみ
)
へ
書
(
か
)
いて
出
(
だ
)
した。三四郎は返事を
書
(
か
)
かうと思つて、教師の方を見ると、教師がちやんと
此方
(
こつち
)
を見てゐる。
白紙
(
しらかみ
)
を丸めて
足
(
あし
)
の
下
(
した
)
へ
抛
(
な
)
げた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
小六
(
ころく
)
は
何
(
ど
)
うした」と
夫
(
をつと
)
はそれを
受取
(
うけとり
)
ながら
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
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