“恩報”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんはう25.0%
おんがえ25.0%
おんがへ25.0%
おんほう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
云掛る人など有て五月蠅うるさくも腹立敷だたしきをりも有ども何事も夫の爲且はなさけある亭主への恩報おんはうじと思へば氣を取直とりなほして宜程よきほどにあしらひつゝ月日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うかい、私は初めて伯父さん聞いたがねえ、だがねえ、私が旗下の二男でも、家が潰れて三歳みっつの時から育てゝくれゝば親よりは大事な伯父さんだから、もう一度ひとたびくなって恩報おんがえしに
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
見て氣の毒と存ぜしにや此程二十五兩の金子を持參ぢさんし先年の恩報おんがへしなりとて差出し候得ども元來をつと文右衞門は田舍育ゐなかそだち頑固かたくなゆゑ一たんめぐみ遣はしたる金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
市之丞義見兼みかね候や一兩日すぎ候と金子二十五兩持參致し先年の恩報おんほうじなりとて差出し候へども私し儀一たん市之丞にめぐみたる金子を今如何に困窮こんきうなせばとて請取候ては昔しの志ざしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)