“報恩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうおん44.4%
おんがえし33.3%
はうおん11.1%
むくい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
師サミユル博士に報恩ほうおんし、『宇宙の女王』号の乗組員たちに希望を持たせることにはなったが、しかしこの燃料運搬がおわるまでに
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
父も兄も相果て、母が病中斯様な処に這入って芸者を致すとの物語を聞き、あゝ己は不孝で、二十四歳の折家出をして、両親ふたおやに聊かも報恩おんがえしを致さんで
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今日は御葬り下され御回向ゑかうあづかりしことの有難く御かげにて未來みらいを助かりますによりはゞかりながら是より其報恩はうおんに御前樣の蔭身かげみに添て何卒御立身出世りつしんしゆつせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくて水退きて後、くだんの鼠青絹玉顆せいけんぎょくかささげて、奴に恩を謝せしとかや。今この阿駒もその類か。復讐ふくしゅう報恩むくいに復讐の、用に立ちしも不思議の約束、思へばのがれぬ因果なりけん。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)