“雪道”の読み方と例文
読み方割合
ゆきみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このとき、盲目もうもく母親ははおやきながら、十五、六のむすめが、雪道ゆきみちあるいていきました。母親ははおや三味線しゃみせんかかえていました。旅芸人たびげいにんです。
雪消え近く (新字新仮名) / 小川未明(著)
吹雪ふゞきなかの、雪道ゆきみちに、しろつゞいたみやを、さながらみねきづいたやうに、たか朦朧もうろうあふぎました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
雪道ゆきみち地道じみちとの過渡期なるこの季節のこととて、例の家根から掻き落した雪が、まだそのままに高く積もって峻しい山となっていたり、すでに一部分それが除かれて、深い谷となっていたりして
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)