雪消え近くゆきぎえちかく
早く雪が消えて、かわいた土の上で遊びたくなりました。雪の下にかくれている土の色がなつかしいのであります。吉郎は、自分の家の前だけでも早く雪をなくそうと思いました。それで朝から外に出て木鋤で、雪をわってはそれを力いっぱい遠く畠の方へとなげてい …
作品に特徴的な語句
うえ はた 南風みなみかぜ かか ほん 盲目もうもく なか にん 今日きょう あに はい 吉郎よしお そと むすめ いえ きゅう ほう あか した うち 二人ふたり やす はたら ぼく ひかり まえ ちから きた 半分はんぶん みなみ つち かた 夢中むちゅう おお 天気てんき うち さむ ちい やま 山々やまやま かえ とし 年雄としお あと おも かん 戸口とぐち 支度したく はや はる 昼過ひるす ばん くら くも あさ 木鋤こすき はやし えだ たの ある かあ 母親ははおや 気持きも はたけ わたし そら まど わら こた かんが 自分じぶん いろ 西にし 見上みあ