“猜(ず)” の例文
「教えてあげようか」少女は猜(ず)るそうに彼の顔色をうかがう、「——そうら、隠してもだめ、教えてもらいたいって、ちゃんと顔に出ているわ」
超過勤務 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
にんげんは猜(ず)るくて不人情で、おらあ小股(こまた)をすくわれたり陥し穴へつきおとされたり、ひでえめにあいどおしだった、——さすがのおれも業(ごう)が煮えて、やけっぱちになって、そうして、……ええくそ
泥棒と若殿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
伝九郎はさも猜(ず)るそうに笑った。
泥棒と若殿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)