“ねたまし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御身にも気が附いたらしかつた己の不機嫌はそれゆゑであつた。それに御身の若い盛んな容貌はいよ/\己の心を激させた。あゝ。己は御身の青春をどれ丈かねたましく思つただらう。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
こういう罪もない御話をむつまじそうになすっていらっしゃるところへ、旦那様も御用を片付けて、御二階から下りておいでなさいました。見る見る旦那様の下唇にはねたましいという御色があらわれました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)