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嫉
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ね
ふりがな文庫
“
嫉
(
ね
)” の例文
しばらく、物
憂
(
う
)
く、
嫉
(
ね
)
たく、しかも陽気な世の中が自分に
見
(
まみ
)
えた。自分は娯しい中に胸迫るものを感じ続けて来た。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
が——言葉の上では強くても、お袖には、
嫉
(
ね
)
たさ、弱さ、恨めしさ、お縫以上のものがあった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
築山の木枝の
参差
(
しんし
)
へかけて、
満庭
(
まんてい
)
の鬱々としてまた
媚々
(
びび
)
たる、ものゝ芽の芽立ちの色の何という
嫉
(
ね
)
たましいまでに美しく人を
牽
(
ひ
)
き付けることでしょう。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“嫉”の解説
嫉 (しつ)(sa: īrṣyā、イールシヤー)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
嫉み。自分だけの利益や世間の評判(名聞利養)を希求し続けると、人の栄達等を見聞きすると深い嫉妬を起こすようになる。そのような心の状態を嫉という。妬み深い人はこの心を増長しやすい。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
嫉
常用漢字
中学
部首:⼥
13画
“嫉”を含む語句
嫉妬
嫉妬深
嫉妬心
嫉妬家
嫉視
媢嫉
大嫉妬
嫉妬焼
嫉悪
嫉妬男
嫉妬喧嘩
嫉刀
嫉刃
嫉妒
嫉刄
憎嫉
怨嫉
嬌嫉
憤嫉
嫉転
...