“天狗連”の読み方と例文
読み方割合
てんぐれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水戸の党派争いはほとんど宗教戦争に似ていて、成敗利害の外にあるものだと言った人もある。いわゆる誠党は天狗連てんぐれんとも呼び、いわゆる奸党は諸生党とも言った。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
交番の前でねずみをぶら下げて居る小僧を見たり、天狗連てんぐれん御浚おさらえを聴いたりして肝腎かんじんの買物は中々弁じない。所が忙がしい人になると、そんな余裕はない。買物に出たら買物が目的である。
高浜虚子著『鶏頭』序 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
所柄ところがら、なかなか富本が流行はやりまして、素人しろうと天狗連てんぐれんが申し合せ