“御浚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさら85.7%
おさらひ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寒月君は内隠うちがくしから草稿を取り出しておもむろに「稽古ですから、御遠慮なく御批評を願います」と前置をして、いよいよ演舌の御浚おさらいを始める。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この人たちの間では深川の鳥羽屋の寮であった義太夫ぎだゆう御浚おさらいの話しや山城河岸やましろがし津藤つとうが催した千社札の会の話しが大分賑やかに出たようであった。
老年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
三四郎は二十三ページの前で一応昨夜ゆふべ御浚おさらひをする気である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)