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『老年』
ふりがな文庫
『
老年
(
ろうねん
)
』
橋場の玉川軒と云う茶式料理屋で、一中節の順講があった。 朝からどんより曇っていたが、午ごろにはとうとう雪になって、あかりがつく時分にはもう、庭の松に張ってある雪よけの縄がたるむほどつもっていた。けれども、硝子戸と障子とで、二重にしめきった部 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新思潮」1914(大正3)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
じょう
)
内外
(
うち
)
対
(
つい
)
身上
(
しんじょう
)
己
(
おれ
)
上座
(
じょうざ
)
冷酒
(
ひや
)
白粉
(
おしろい
)
縄
(
なわ
)
緋
(
ひ
)
絃
(
いと
)
紫暁
(
しぎょう
)
素人
(
しろうと
)
端唄
(
はうた
)
禿頭
(
はげあたま
)
硝子
(
ガラス
)
毛氈
(
もうせん
)
玄米
(
くろごめ
)
煤
(
すす
)
点者
(
てんじゃ
)
浅間
(
あさま
)
津藤
(
つとう
)
旦那
(
だんな
)
老爺
(
おやじ
)
肌守
(
はだまも
)
花菱
(
はなびし
)
華奢
(
きゃしゃ
)
見台
(
けんだい
)
語
(
ことば
)
謡
(
うた
)
野路
(
のじ
)
鋏
(
はさみ
)
障子
(
しょうじ
)
音
(
ね
)
香箱
(
こうばこ
)
馴初
(
なれそ
)
駒形
(
こまがた
)
黒油
(
くろあぶら
)
平床
(
ひらどこ
)
七宝
(
しっぽう
)
上下
(
うえした
)
中洲
(
なかず
)
云
(
い
)
代地
(
だいち
)
六金
(
ろっきん
)
刀柏
(
なぎ
)
前厄
(
まえやく
)
午
(
ひる
)
呟
(
つぶや
)
外
(
ほか
)
夜
(
よ
)
太祇
(
たいぎ
)
女将
(
おかみ
)
小用
(
こよう
)
橋場
(
はしば
)
序
(
ついで
)
張合
(
はりあい
)
御浚
(
おさら
)
微禄
(
びろく
)
情
(
なさけ
)
戸外
(
そと
)
房
(
ふさ
)
房的
(
ふさてき
)
抉
(
えぐ
)
放蕩
(
ほうとう
)
新内
(
しんない
)
一中
(
いっちゅう
)
村雨
(
むらさめ
)
柳橋
(
やなぎばし
)