老年ろうねん
橋場の玉川軒と云う茶式料理屋で、一中節の順講があった。 朝からどんより曇っていたが、午ごろにはとうとう雪になって、あかりがつく時分にはもう、庭の松に張ってある雪よけの縄がたるむほどつもっていた。けれども、硝子戸と障子とで、二重にしめきった部 …
作品に特徴的な語句
じょう 内外うち つい 身上しんじょう おれ 上座じょうざ 冷酒ひや 白粉おしろい なわ いと 紫暁しぎょう 素人しろうと 端唄はうた 禿頭はげあたま 硝子ガラス 毛氈もうせん 玄米くろごめ すす 点者てんじゃ 浅間あさま 津藤つとう 旦那だんな 老爺おやじ 肌守はだまも 花菱はなびし 華奢きゃしゃ 見台けんだい ことば うた 野路のじ はさみ 障子しょうじ 香箱こうばこ 馴初なれそ 駒形こまがた 黒油くろあぶら 平床ひらどこ 七宝しっぽう 上下うえした 中洲なかず 代地だいち 六金ろっきん 刀柏なぎ 前厄まえやく ひる つぶや ほか 太祇たいぎ 女将おかみ 小用こよう 橋場はしば ついで 張合はりあい 御浚おさら 微禄びろく なさけ 戸外そと ふさ 房的ふさてき えぐ 放蕩ほうとう 新内しんない 一中いっちゅう 村雨むらさめ 柳橋やなぎばし