“烏天狗”の読み方と例文
読み方割合
からすてんぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、おくへいって持ってきたのは、ふるい二つの仮面めんである。あおい烏天狗からすてんぐ仮面めん蛾次郎がじろうにわたし、白いみこと仮面めんを竹童にわたした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金翅鳥は竜を常食とする大鳥で、これまた卵胎湿化の四生あり、迦楼羅かるら鳥王とて、観音の伴衆つれしゅ中に、烏天狗からすてんぐ様に画かれた者だ。
囃子は笛二人、太鼓二人、踊る者は四人で、いずれも鍾馗しょうきのような、烏天狗からすてんぐのような、一種不可思議のおもてを着けていた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)