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しょうにん
ふりがな文庫
“
商人
(
しょうにん
)” の例文
いまどき、めずらしい
客
(
きゃく
)
である。こんな冬の
季節
(
きせつ
)
に、しかもこんなへんぴな土地に、
旅
(
たび
)
の
商人
(
しょうにん
)
だってめったにきたことはないのだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ちょうどそのとき、
中津
(
なかつ
)
からくろがね
屋
(
や
)
惣兵衛
(
そうべえ
)
という
商人
(
しょうにん
)
が
長崎
(
ながさき
)
にきていて、
用事
(
ようじ
)
がすんだので、
中津
(
なかつ
)
へかえることになっていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
そして、にぎやかな
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
歩
(
ある
)
いて、それを
貴族
(
きぞく
)
に
売
(
う
)
ったり、
金持
(
かねも
)
ちに
莫大
(
ばくだい
)
な
金
(
かね
)
で
売
(
う
)
りつけたり、また
商人
(
しょうにん
)
に
譲
(
ゆず
)
ったりしたのであります。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「たしかにさようと
存
(
ぞん
)
ぜられます。
今朝
(
けさ
)
ヒームキャの
向
(
む
)
こう
岸
(
ぎし
)
でご
説法
(
せっぽう
)
のをハムラの二人の
商人
(
しょうにん
)
が
拝
(
おが
)
んで
参
(
まい
)
ったと
申
(
もう
)
します」
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
暗
(
やみ
)
でもてえげえ
見
(
み
)
えるだろうが、おいらァ
堅気
(
かたぎ
)
の
商人
(
しょうにん
)
で、四
角
(
かく
)
い
帯
(
おび
)
を、うしろで
結
(
むす
)
んで
来
(
き
)
た
訳
(
わけ
)
じゃねえんだ。
面目
(
めんぼく
)
ねえが
五一三分六
(
ごいちさぶろく
)
のやくざ
者
(
もの
)
だ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
▼ もっと見る
むかし昔、ある所に、お金持の
商人
(
しょうにん
)
がいて、三人のむすこと三人のむすめと、つごう六人のこどもをもっていました。
ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)
(新字新仮名)
/
ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ
(著)
山壁
(
やまかべ
)
の下の
農場
(
のうじょう
)
に住む
百姓
(
ひゃくしょう
)
や、海からニシンをとってくる
漁師
(
りょうし
)
や、ボルイホルムに住んでいる
商人
(
しょうにん
)
や、夏になると、まいとしやってくる
海水浴
(
かいすいよく
)
の客や
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
その品物をすっかり船につみおえたところで、
忠義者
(
ちゅうぎもの
)
のヨハネスは
商人
(
しょうにん
)
の身なりをしました。王さまも、
身分
(
みぶん
)
を知られないようにするため、おなじ身なりをしました。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そうして
死
(
し
)
が
各人
(
かくじん
)
の
正当
(
せいとう
)
な
終
(
おわり
)
であるとするなれば、
何
(
なん
)
の
為
(
ため
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
死
(
し
)
の
邪魔
(
じゃま
)
をするのか。
仮
(
かり
)
にある
商人
(
しょうにん
)
とか、ある
官吏
(
かんり
)
とかが、五
年
(
ねん
)
十
年
(
ねん
)
余計
(
よけい
)
に
生延
(
いきの
)
びたとして
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、それが
何
(
なん
)
になるか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
御殿があんまり美しいのと、アラジンがお金持らしいのに腹が立って、
息
(
いき
)
がとまってしまうほどでした。そこで、まほう使は
商人
(
しょうにん
)
にばけました。そして、たくさんの
銅
(
どう
)
で作ったランプを持って
アラビヤンナイト:01 一、アラジンとふしぎなランプ
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
一、二
年
(
ねん
)
の
後
(
のち
)
には、
天才
(
てんさい
)
の
芽
(
め
)
は、まったく
踏
(
ふ
)
みにじられて、あとかたもなく、
如才
(
じょさい
)
のない、きざな一
個
(
こ
)
の
商人
(
しょうにん
)
ができあがるでありましょう。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
王
(
おう
)
さまや、
坊
(
ぼう
)
さんや、
貴族
(
きぞく
)
や、
商人
(
しょうにん
)
などが
建
(
た
)
てるものは、ごくわずかの
年月
(
としつき
)
しか、つづかないものだと思います。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
回米方
(
かいまいかた
)
というのは、このくらやしきにおくりこまれてきた
米
(
こめ
)
の
見
(
み
)
はりの
番
(
ばん
)
をしたり、
商人
(
しょうにん
)
に
売
(
う
)
ったりする
仕事
(
しごと
)
で、ずいぶん、せきにんのおもい
役目
(
やくめ
)
でした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
さわぎはだんだん大きくなって、
下宿
(
げしゅく
)
の
人間
(
にんげん
)
はひとり
残
(
のこ
)
らず、そのうえ
出入
(
でい
)
りの
商人
(
しょうにん
)
たちまでがぼくの
部屋
(
へや
)
にはいりこんで、
実験
(
じっけん
)
の
機械
(
きかい
)
や
薬品
(
やくひん
)
をいじりはじめたんだ
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
いよいよ、いちばんおしまいの
品
(
しな
)
を見おわったとき、王女は
商人
(
しょうにん
)
にお
礼
(
れい
)
をいって、かえろうとしました。ところが、
船
(
ふな
)
べりへでてみますと、なんということでしょう。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「みんな、ああして
修行
(
しゅぎょう
)
をして、
大
(
おお
)
きくなって、いい
商人
(
しょうにん
)
になるのですよ。」と、お
母
(
かあ
)
さんは、いって、しばらく
考
(
かんが
)
えていらっしゃいました。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分
(
じぶん
)
の
国
(
くに
)
でとれる
米
(
こめ
)
や、
名産
(
めいさん
)
・
特産
(
とくさん
)
の
品々
(
しなじな
)
を、このくらやしきにおくってきて、それを
大阪
(
おおさか
)
の
商人
(
しょうにん
)
に
売
(
う
)
りわたして、
自分
(
じぶん
)
の
国
(
くに
)
の
財政
(
ざいせい
)
をまかなうことになっていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
見ていますと、
商人
(
しょうにん
)
たちは店のすみっこに走っていっては、いちばんいい品物を持ってきて、それを台の上にならべながら、むちゅうになって手をふっているのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
わたしは
商人
(
しょうにん
)
ではなく、じつは、王なのです。あなたにおとらぬ生まれのものです。あなたを、はかりごとでつれだしたのも、あなたをおしたいするあまりにやったことなのです。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
なにも、
学校
(
がっこう
)
へいったら、みんなが
偉
(
えら
)
くなるというのでない。りっぱな
商人
(
しょうにん
)
には、
小僧
(
こぞう
)
から
成
(
な
)
り
上
(
あ
)
がるものが
多
(
おお
)
いのだよ。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
真吉
(
しんきち
)
は、
大
(
おお
)
きくなってから、りっぱな
商人
(
しょうにん
)
になりました。そして、お
母
(
かあ
)
さんによく
孝行
(
こうこう
)
をつくしたということであります。
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
遠
(
とお
)
い
国
(
くに
)
から、わざわざ
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
って、ひすいを
高
(
たか
)
く
売
(
う
)
りに、ひともうけしようと
笑
(
わら
)
ってやってくる
商人
(
しょうにん
)
もありました。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
だから、
不正直
(
ふしょうじき
)
の
商人
(
しょうにん
)
になると、そこをつけこんで、いい
品
(
しな
)
でもわるいといって、
安
(
やす
)
く
買
(
か
)
い、わるい
品
(
しな
)
でもいいといって、
高
(
たか
)
く
売
(
う
)
ったりして、もうけるものです。
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
船
(
ふね
)
が
港
(
みなと
)
に
着
(
つ
)
くと、
早
(
はや
)
く、その
商人
(
しょうにん
)
から、この
青
(
あお
)
い
石
(
いし
)
を
買
(
か
)
おうと
思
(
おも
)
って
見張
(
みは
)
っている
人
(
ひと
)
までありました。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
小学校
(
しょうがっこう
)
を
卒業
(
そつぎょう
)
すると、すぐ
都会
(
とかい
)
の
呉服屋
(
ごふくや
)
へ
奉公
(
ほうこう
)
に
出
(
だ
)
されました。それから、もう
何年
(
なんねん
)
たったでしょう。
彼
(
かれ
)
は、
勉強
(
べんきょう
)
して、
末
(
すえ
)
にはいい
商人
(
しょうにん
)
になろうと
思
(
おも
)
っているのでした。
隣村の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なぜなら、すこしでも
安
(
やす
)
く
買
(
か
)
いとるのが、ふつう
商人
(
しょうにん
)
のすることであるのに、なぜこの
人
(
ひと
)
ばかりは、しょうじきにほめるのか、これを、どう
理解
(
りかい
)
していいか、まよったのです。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
四
(
よ
)
つ
角
(
かど
)
のところに、さまざまの
草花
(
くさばな
)
を、
路
(
みち
)
の
上
(
うえ
)
にひろげている
商人
(
しょうにん
)
を
見
(
み
)
ました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
らばかりでなく、この
街道
(
かいどう
)
を
通
(
とお
)
って、あちらの
方
(
ほう
)
へ
旅
(
たび
)
をする
商人
(
しょうにん
)
などまでが、
松並木
(
まつなみき
)
の
根
(
ね
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
お
)
ろして、たばこをすったり、おじいさんからあめを
買
(
か
)
って、それを
食
(
た
)
べながら
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宝石商
(
ほうせきしょう
)
は、ほんとうにびっくりしました。
自分
(
じぶん
)
が、なにも
知
(
し
)
らない
商人
(
しょうにん
)
をだまして、いろいろ
珍
(
めずら
)
しい
宝石
(
ほうせき
)
を
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れたものですから、
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
ではあまりいい
気持
(
きも
)
ちがしなかったのです。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
毎日
(
まいにち
)
のように、
勝手
(
かって
)
もとへご
用
(
よう
)
を
聞
(
き
)
きにくる、
出入
(
でい
)
りの
商人
(
しょうにん
)
が
暑中伺
(
しょちゅううかが
)
いに
持
(
も
)
ってきたのであって、だれが
描
(
か
)
いたのかしれないが、
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
の
人
(
ひと
)
が、
晩方
(
ばんがた
)
の
町
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
いている
絵
(
え
)
が
描
(
か
)
いてありました。
遠方の母
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こんどは
星
(
ほし
)
が、
先刻
(
さっき
)
から、
感心
(
かんしん
)
して、
唄
(
うた
)
を
聞
(
き
)
いている、
商人
(
しょうにん
)
ふうの
男
(
おとこ
)
に
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これは、
商人
(
しょうにん
)
の
場合
(
ばあい
)
ですが、こんな
話
(
はなし
)
があります。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
黒
(
くろ
)
百合
(
ゆり
)
です。」と、
商人
(
しょうにん
)
は
答
(
こた
)
えました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“商人”の意味
《名詞》
商売を営む人。
(出典:Wiktionary)
“商人”の解説
商人(しょうにん、しょうひと、あきびと、あきんど、あきゅうど)
しょうにん。商売を職業としている者。本稿で後述。
*現代と区別して、商売を行っていた歴史上の職業を扱う。商売を商い(あきない)ともいうことから「あきんど」と読むこともあるが、くだけた読みであり、公式の場では用いない。
しょうにん。商法学における基本概念の一つ。商人 (商法)を参照。
(出典:Wikipedia)
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“商人”で始まる語句
商人体
商人衆
商人風
商人家
商人店
商人気質
商人宿
商人魂
商人方
商人連