“正当”のいろいろな読み方と例文
旧字:正當
読み方割合
せいとう40.0%
しょうとう30.0%
あたりき10.0%
しようたう10.0%
まとも10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全能ぜんのう全力ぜんりょく正当せいとうにつくしてみて、それでもやぶれれば、まことに是非ぜひのないわけだ。男らしく、一とうの人の前へでて、つみしゃするよりほかにみちはない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前はちいさい時から正当しょうとうな人で、お前には似合わないのお國なれども、義理に対しお位牌に対し、私が逃がしました、又孝助へ義理の立たんというは
かの女こそ正当あたりきなのに——
山羊の歌 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
私や父様ととさんが遠慮してさのみは出入りをせぬといふも勇さんの身分を恐れてでは無い、これがめかけ手かけに出したのではなし正当しようたうにも正当にも百まんだら頼みによこして貰つて行つた嫁の親
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
コン吉は今日こそは正当まともな昼飯にありつけると、心情いささか駘蕩たいとうたる趣きをていしかけて来たところ、アランベエル商会は、その町の入口で