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正当
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せいとう
ふりがな文庫
“
正当
(
せいとう
)” の例文
旧字:
正當
全能
(
ぜんのう
)
全力
(
ぜんりょく
)
を
正当
(
せいとう
)
につくしてみて、それでも
敗
(
やぶ
)
れれば、まことに
是非
(
ぜひ
)
のないわけだ。男らしく、一
党
(
とう
)
の人の前へでて、
罪
(
つみ
)
を
謝
(
しゃ
)
するよりほかにみちはない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甲
(
こう
)
の
大将
(
たいしょう
)
は、とても
正当
(
せいとう
)
の
力
(
ちから
)
では
乙
(
おつ
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
を
防
(
ふせ
)
ぐことができない、そうして
降参
(
こうさん
)
しなければならないと
思
(
おも
)
いましたから、これはなにか
策略
(
さくりゃく
)
を
巡
(
めぐ
)
らして、
乙
(
おつ
)
の
兵隊
(
へいたい
)
や
酒倉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうして
死
(
し
)
が
各人
(
かくじん
)
の
正当
(
せいとう
)
な
終
(
おわり
)
であるとするなれば、
何
(
なん
)
の
為
(
ため
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
死
(
し
)
の
邪魔
(
じゃま
)
をするのか。
仮
(
かり
)
にある
商人
(
しょうにん
)
とか、ある
官吏
(
かんり
)
とかが、五
年
(
ねん
)
十
年
(
ねん
)
余計
(
よけい
)
に
生延
(
いきの
)
びたとして
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、それが
何
(
なん
)
になるか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その治安維持法という
法律
(
ほうりつ
)
に
違反
(
いはん
)
した行動のために、
牢獄
(
ろうごく
)
につながれ、まもなく出てきてからも
復職
(
ふくしょく
)
はおろか、
正当
(
せいとう
)
なあつかいもうけていないということだけが、その法律とつないで考えられた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
正当
(
せいとう
)
な
武芸
(
ぶげい
)
とはいわれぬ、
幻術
(
げんじゅつ
)
や
遠駆
(
とおが
)
けなどの
試合
(
しあい
)
を
提示
(
ていじ
)
してきたのを見ると、一同は、かれらのひきょうな
心底
(
しんてい
)
を
観破
(
かんぱ
)
して、一
言
(
ごん
)
のもとに、それをはねつけようと思った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
まかりちがって、
正当
(
せいとう
)
なやくそくのもとに
試合
(
しあい
)
して、どうどうと、かれに
咲耶子
(
さくやこ
)
を持ってゆかれるようなことがあった日には、それこそ
石見守
(
いわみのかみ
)
の
立場
(
たちば
)
がない。かれの
失態
(
しったい
)
はなんとしてもまぬがれない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“正当”で始まる語句
正当恁麼時
正当筋
正当視