“商人連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきゅうどれん50.0%
あきんどれん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛氈もうせんの赤い色、毛布けっとの青い色、風呂敷の黄色いの、さみしいばあさんの鼠色まで、フト判然はっきりすごい星の下に、漆のような夜の中に、淡いいろどりして顕れると、商人連あきゅうどれんはワヤワヤと動き出して、牛鍋ぎゅうなべ唐紅とうべに
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ぞろぞろ降りて行ったのは例の堺や大坂の商人連あきんどれんであり、そこへは無数の出迎えが、提燈ちょうちんや乗物をあつめ、一人一人に、幾人かの女の顔も取り巻いていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)