“神流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんな80.0%
かみなが20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その初雪が解けて流れてくるのであろうか、裏秩父の神流かんな川には、水晶のように清い水が淙々そうそうと音を立てている。
雪代山女魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
高畑君の所蔵に係る上州神流かんな川上流の『正徳図』にも、大蛇倉沢というのが記載されている。探せば尚お他にも存するであろうが、今の所私はこの二者以外に知る所がない。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
女帝は法均と清麻呂姉弟を妄語もうごの罪によって神流かみながしにされた。正史はそのみことのりを記載しているが、実に痛烈無類、骨をさすようだ。
安吾史譚:02 道鏡童子 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)