“せっしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
殺生77.7%
摂政9.9%
折衝9.9%
接踵1.7%
殺傷0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
須利耶さまがお従弟さまにっしゃるには、お前もさようななぐさみの殺生せっしょうを、もういい加減かげんやめたらどうだと、うでございました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
殊に相手はおいと云っても、天下のいちひとであり、昭宣公の跡を継いで摂政せっしょうにも関白かんぱくにもなるべき人であるのが、さすがに骨肉こつにくの親しみを忘れず
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
公権力を握った立場での政治的統合手段は宣示命令手段、禁圧対抗手段、折衝せっしょう協力手段、収攬しゅうらん手段、教化宣伝手段という風に分けることもできる(大石兵太郎)。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
その後、大槻玄沢げんたく、宇田川槐園かいえん継起けいきし、降りて天保弘化の際にいたり、宇田川榛斎しんさい父子、坪井信道、箕作阮甫げんぽ、杉田成卿せいけい兄弟および緒方洪庵等、接踵せっしょう輩出せり。
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
不屈ふとどきな奴だ、ほしいままに動物を殺傷せっしょうするとは容易ならぬ犯罪だ。金どんどうしてくりょうな。」とくだんの拳固に、はッはッと気勢きおいを吹く。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)