“収攬”の読み方と例文
読み方割合
しゅうらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらくこれは嫉妬しっとと不信とに基づくことであろうから、この際友誼ゆうぎを結んで百事を聞き知ろうとするには、まずその心を収攬しゅうらんするがいい。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
北条早雲という男も、なかなかの傑物であったに相違ない、赤手空拳でもって、関八州を横領し、うまく人心を収攬しゅうらんしたのはなかなかの手腕家だ。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
叡山の大塔にご起居ましまし、もっぱら武事を御練磨あそばされ、叡山大衆三千の心を、収攬しゅうらんせられおられますそうな
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)