“収穫時”のいろいろな読み方と例文
旧字:收穫時
読み方割合
とりいれどき66.7%
かりいれどき16.7%
しゅうかくどき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村人の最も忙しい収穫時とりいれどきである。静かな日には早朝から夕暮れまで、彼方の丘、此方の畑で立働いてゐる人々の唄声に交つて鋏の音が此処に居てもはつきり聞える。
西瓜喰ふ人 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
いくさのため、年々年貢ねんぐのおとりたては高まり、若い働きては召し出され、麦秋や収穫時かりいれどきといえば、他国の兵に荒らされたり……それはもうことばにも尽せぬほど、村は困窮しておりまする。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああ百姓ひゃくしょうなんか収穫時しゅうかくどきだ、実際困るだろう」
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)