“収穫後”の読み方と例文
読み方割合
とりいれご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもだと後家さんは、収穫後とりいれごの金取り立てで忙しいのであったが、今年はそんなもようがないので、借りのある連中は皆喜んだ。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それも例年ならば、収穫後とりいれごの嫁取婿取の噂に、嫉妬やきもち交りの話の種は尽きぬのであるけれども、今年の様に作が悪くては、田畑が生命いのちの百姓村の悲さに、これぞと気の立つ話もない。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)