“収賄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうわい85.7%
しうわい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
収賄しゅうわいは、刑吏のつねで、その方こそ正しい実収入みいりだとして、悪徳とは考えもせぬ彼らだが、こんな人なかで、白昼、めんといわれては、いくら彼らでも立つ瀬はない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近年官吏の収賄しゅうわいをなして捕縛せらるるもの数うるにいとまあらず。むしろ国法を改正して収賄を罪せざるに如かざるものの如し。道徳は時代と共に変遷するものなり。国の法令亦改めて可ならずや。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
最早もう、虚無党の御世話になる必要は無いよ、クルップの男色をあばいてやれば、たちま頓死とんしするし、伊太利大蔵大臣の収賄しうわい素破抜すつぱぬいてやればただちに自殺するしサ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)