“しゅうわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
収賄42.9%
醜穢28.6%
醜猥21.4%
醜矮7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近年官吏の収賄しゅうわいをなして捕縛せらるるもの数うるにいとまあらず。むしろ国法を改正して収賄を罪せざるに如かざるものの如し。道徳は時代と共に変遷するものなり。国の法令亦改めて可ならずや。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「同時に、横浜愚連隊は、醜穢しゅうわいなる石炭成金高瀬理平の家族に、精神的、或いは物質的に、社会的制裁を思い知らしてやることを、ここで、宣言しようじゃないか」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清浄無垢むくなマヌエラとも思われない……、また淑女たらずとも普通の町家の女でも、よもや口にはしまいと思われるような醜猥しゅうわいな事柄を、まるでじぶん自身に言いきかすかのように
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その文にいわく(中略)貴嬢の朝鮮事件にくみして一死をなげうたんとせるの心意を察するに、葉石との交情旧の如くならず、他に婚を求むるも容貌ようぼう醜矮しゅうわい突額とつがく短鼻たんび一目いちもく鬼女きじょ怪物かいぶつことならねば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)