“しゅうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シュウカイ
語句割合
醜怪60.0%
醜恠15.0%
醜穢10.0%
集会10.0%
袖海5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坊主頭ぼうずあたまの上には、見る見るくろずんだきたないしみが目立ってきた。醜怪しゅうかい触手しょくしゅのようなものが幾本となく坊主あたまをさすっている。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
全体にこの方面には、醜恠しゅうかいなる蔭の事情がなかなか多かったように思う。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あたかも日本にも今一大疑獄が起り醜穢しゅうかい耳目じもくおおわしむるものがあるが、支那はこれが昔からで、他人がそのために如何どうなろうとも、国家がそのために如何様いかような運命に陥ろうとも関知せぬのだ。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
彼は一切いっさいつのを隠して、周囲に同化す可くつとめた。彼はあらゆる村の集会しゅうかいに出た。諸君が廉酒やすざけを飲む時、彼はさかなの沢庵をつまんだ。葬式に出ては、「諸行無常」の旗持をした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
西道は白丘に通ずと言い、また、北道は渓水より袖海しゅうかいに達すとあります。——さてそこで、ふた手にわかれた二人の行く先に、各〻どんな視界が開けて来たでしょうか。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)