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醜恠
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しゅうかい
ふりがな文庫
“
醜恠
(
しゅうかい
)” の例文
醜恠
(
しゅうかい
)
に
赭
(
あか
)
っちゃけて、ササラのように擦り減らされた薄っぺらの岩角を、天に投げかけている、細い石渓の窪地や、
薊
(
あざみ
)
がところ嫌わずチクチクやる石原の中を、押し分けてというより
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
全体にこの方面には、
醜恠
(
しゅうかい
)
なる蔭の事情がなかなか多かったように思う。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
岩石が
醜恠
(
しゅうかい
)
の面を
擡
(
もた
)
げている、その岩石のつづく先は、霧で解らない、私は岩伝いに殆んど直線にグングン這い上った、霧はもう深林の中でのように、キュッというような、
柔
(
や
)
さしい咡き方ではない
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
醜
常用漢字
中学
部首:⾣
17画
恠
部首:⼼
9画
“醜”で始まる語句
醜
醜男
醜態
醜女
醜怪
醜悪
醜聞
醜婦
醜穢
醜陋