醜穢しゅうかい)” の例文
軽躁けいそうと心附かねばこそ、身を軽躁に持崩しながら、それをしとも思わぬ様子※醜穢しゅうかいと認めねばこそ、身を不潔な境にきながら、それを何とも思わぬ顔色かおつき
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
あたかも日本にも今一大疑獄が起り醜穢しゅうかい耳目じもくおおわしむるものがあるが、支那はこれが昔からで、他人がそのために如何どうなろうとも、国家がそのために如何様いかような運命に陥ろうとも関知せぬのだ。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)