“収監”の読み方と例文
読み方割合
しゅうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病人か小児が収監しゅうかんされているときのような不自由人だけに当てはまるもので、食おうと思えばなんでも食える自由人には
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
八人の部下(船中で捕えた七人と、月島海岸にころがっていた一人)は、ことごと収監しゅうかんされた。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
僕の叔父おじは去年の十一月に喉頭癌こうとうがんのために故人になっていた。それから僕の遠縁の少年はこの正月に家出していた。それから——しかし従兄の収監しゅうかんは僕には何よりも打撃だった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)