“殺傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さっしょう66.7%
さつしやう16.7%
せっしょう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お三根を殺傷さっしょうした凶器きょうきは、なんであるかわからないが、なかなかあじのいい刃物はものであるらしく、頸動脈はずばりと一気に切断されていた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
〔評〕南洲城山にる。官軍さくゑて之を守る。山縣やまがた中將書を南洲に寄せて兩軍殺傷さつしやうさん極言きよくげんす。南洲其の書を見て曰ふ、我れ山縣にそむかずと、斷然だんぜん死にけり。
不屈ふとどきな奴だ、ほしいままに動物を殺傷せっしょうするとは容易ならぬ犯罪だ。金どんどうしてくりょうな。」とくだんの拳固に、はッはッと気勢きおいを吹く。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)