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殺傷
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さっしょう
ふりがな文庫
“
殺傷
(
さっしょう
)” の例文
お三根を
殺傷
(
さっしょう
)
した
凶器
(
きょうき
)
は、なんであるかわからないが、なかなか
切
(
き
)
れ
味
(
あじ
)
のいい
刃物
(
はもの
)
であるらしく、頸動脈はずばりと一気に切断されていた。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
東京の方を見ると、
臙脂色
(
えんじいろ
)
の
空
(
そら
)
に煙が
幾条
(
いくすじ
)
も真直に上って居る。一番南のが、一昨日火薬が
爆発
(
ばくはつ
)
して二十余名を
殺傷
(
さっしょう
)
した目黒の火薬庫の煙だ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それを見ると、
逃
(
に
)
げまわっていた
徳川家
(
とくがわけ
)
の者たちが、また
蠅
(
はえ
)
のように
集
(
あつ
)
まって
神官
(
しんかん
)
を取りまき、忍剣をわたせ、
殺傷
(
さっしょう
)
の
罪人
(
ざいにん
)
を徳川へわたせと
喧騒
(
けんそう
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただ砲弾だけが正確に
炸裂
(
さくれつ
)
し人員を
殺傷
(
さっしょう
)
した。部隊は
忽
(
たちま
)
ちにして大混乱を起した。花田軍医中尉はその中にいた。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
“殺傷”の意味
《名詞》
殺 傷(さっしょう)
殺したり傷つけたりすること。
(出典:Wiktionary)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“殺傷”で始まる語句
殺傷沙汰