“ぞろぞろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
接踵50.0%
続々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が行くと、毛虫の様な頭を振立てゝ、接踵ぞろぞろ出て来て、何れも母親にた大きい眼で、無作法に私を見ながら、鼻をしかめて笑ふ奴もあれば、「何物なに持つて来たべ?」と問ふ奴もある。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
跡は両側の子供が又続々ぞろぞろと動き出し、四辺あたりが大黒帽に飛白かすり衣服きもの紛々ごたごたとなる中で、私一人は佇立たちどまったまま、茫然として轅棒かじぼうの先で子供の波を押分けて行くように見える車の影を見送っていた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)